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『直江兼続・北の王国』

上下巻・780円(税抜)×2
童門冬二 著
たぶん新百合ヶ丘のOdkyuBooksで買ったはず。

来年の大河ドラマの主人公、直江兼続を主人公にした本です。
主人公に興味があって、少し前に買ってしまいました。

主人公は上杉家の家臣です。
上杉謙信が死んで、主である上杉景勝が跡目をめぐる争いに勝って
二人で歴史の表舞台に出ます。
ちなみに二人とも養子で、兼続のもともとの身分は下級武士といったところ。

謙信(やエリザベス一世)は英邁な主でありながら結婚せず、子をなしていません。
それは為政者として大きな失点だとおもうのですが、その一方で
忠臣蔵にちょこっと名前がでてくる上杉家との関係も不思議に思っていました。
(吉良上野介の子供が養子にいって上杉なんとかって名前でしたよね)
養子をとるという作戦で家が存続し、しかも跡継ぎとなった景勝の妻は
武田信玄の娘であったことに驚きました。

きっと直江兼続はかなりの人物だったんだろうな、という感想です。
二冊とも最後まで文体になじめなくて辛い読書でした。
まず最初のページで、こりゃ合わないかなと思っちゃったのよね。

「見捨てるというのか!?」
(中略)
「それは、城の者の考えること、いまから殿がキメつけることではございません」

主人公に筆者(著者)が惚れて物語を書くのは大歓迎です。
でも、この文字遣いがだめだったの。
びっくりマークの多用+急にカナを使うこと。
これだけでジェネレーションギャップを感じてしまいました。
私ってわがままかしら。
by karadanokoe | 2008-06-11 23:57 | 立ちよみ時どき座りよみ
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