『マドンナ』奥田英朗

引っ越し祝いで文庫本を買いました。
なんてショボいお話。

『空中ブランコ』を図書館で読んで、笑いをこらえるのに必死でした。
だから安心して購入。短編集です。

表題作は、異動してきた女性部下にほのかな片想いをする妻子あるサラリーマンの話。
彼はそのチームの長なので、飲み会で彼女が横に座ってくれます。
それが少しうれしい、でもそれ以上になるのは怖いような恥ずかしいような…
ちょっとおしゃれになったり、お仕事はりきったりします。
で、その片想いを奥さんに見抜かれてるわけですね。
私はこの奥さんが一番すてきに見えました。
「(ちょっと素敵な先生がいたから)私だって(中略)PTAの用事つくって
美容院にいってから学校いったよ」
なんてさらっと言われちゃったら、だんなさんはたじたじでしょうねー

『総務は女房』
営業から社会勉強のために総務へ転属されたサラリーマンの話。
取引業者とのぬるい関係を正そうと奮闘するけど、やっぱり会社員なのね。
苦いおもいで「オトナ」になっていく過程の気持ちのゆれを描いた作品。
営業が稼いできた金を浪費するなvsいいよな、海外出張も経費だろ
という本音対決が面白い作品でした。
夫=営業だけで社会がまわってるわけじゃないんだけどね、
それを悟らせずに上手に働かせるのが妻=総務なんだよね。
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by karadanokoe | 2006-12-25 18:08 | 立ちよみ時どき座りよみ
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