『惜別の賦』

ロバート・ゴダード著 多摩図書館にて借り受け

主人公クリス・ネイピアは姪の結婚式に参列し、突然あらわれた昔の親友に死なれます。
自殺した親友を発見したのはクリスでした。
親友が死んだ理由を求める旅は、過去に自分の一族がどんな仕打ちをしたのか、
痛みをともなう苦い発見の連続でした。
いくつかの家族が壊れていった様を見つめ続けるストーリー。

この紹介文は私が書きました。
たぶんネタバレはしていないと思いますが、でもどうかな。
犯人を追うタイプの推理小説ではありません。
人間関係や感情のいきちがいを通して、クリス自身が親友と逆の立場に
おかれる可能性もあったという、クリスの悔恨の物語です。
トリックらしきものはちょっとずるいかなと思いましたし後ろ1/3は
ちょっとご都合主義といえば言えなくもないけれど
お話としてたいへん引き込まれ堪能できました。

重厚で暗い話がきらいではない方にオススメです。
外国小説のわりに登場人物の見分けがつくのも私には合っていました。
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by karadanokoe | 2008-04-05 23:13 | 立ちよみ時どき座りよみ
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